【詩音×愛祐実】パパとママの秘密の夜
引っ張られてメイ達から離れると、
社長らしき男が突然口を開いた。
そう聞かれたら
「18です」
本当の事を答えるしかないだろ?
だけど、人が答えてやったのに
「じゅうはちぃ!?」
俺の言葉に更にショックを受けてる。
・・もしかして・・
そう思い、ある事を聞いてみる。
「子供が欲しいんですか?」
すると返ってきたのは
「あ、あぁ。まぁな」
予想通りの答え。
・・へぇ~
そういうことね。
ちらっと見ると少しだけ顔を赤くした社長。
・・花に何かされたか?
「もしかして女の子が欲しい・・とか?」
もっと突っ込んだ事を聞いてみると
「そうなんだ、君は産み分けしたのか?」
今度は食いつくように俺のスーツを掴んできた。
苦しいって
やっぱり花に何かされたな?
「俺達は別に何もしてないっすけど」
ちょっとだけからかってみようか。
ふとそんなことを思いつき
「でも女の子産む方法なら知ってますよ」
「マジか!?」
そう言って社長の耳にこそっと教えてやった。
俺の教えにコクコク頷く社長。
絶対に今夜実践するな。
あの秘書、可哀想に。
ご愁傷様。
耳打ちしながら、この後の二人を想像すると笑いが止まらなかった。