恋する苺みるく【短編集】

「ま、せいぜい悩むことだな!」と彼はわしゃわしゃっと私の頭を撫でた。
せっかく綺麗にセッティングしたのに。

そう不満そうに口を尖らせると、笑いながら「悪かったって。」と元に戻す。

まるで猫みたいなじゃれ合い。

きっと藤崎先輩がみたら怒るだろうなあ。




・・・・・・って、怒らないか。



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