恋する苺みるく【短編集】

気付いたときにはもう遅かったんだ。

そんなことずっとわかっていたはずなのに。

どうしてもっと早く気付かなかったの?



私は馬鹿だ。

ねえ、本当はさ。

辛くて辛くて。

こんな毎日がもううんざりで。



「夏樹、今更だ、って思うかもしれないけど」



ずっと伝えたかった。



あんたと出会った、あの時から。





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