甘酸っぱい恋

そう、俺は、クリスマスに麗奈に告白する。



きっと麗奈も、俺がそばにいるだけで迷惑だと思うし…。
でも、自分の気持ちを死ぬまで隠し通すなんて無理に決まってる。

だから、クリスマス、俺の初恋は幕を閉じる。

いつも、変わらない態度で接してるけど、俺だって本当は辛いんだ。

苦しいんだ。
麗奈と話してるだけで、喉の奥が痛くなるんだ。


麗奈が悪い訳じゃない。
俺が悪いんだよな。


麗奈の近くにいるだけで麗奈を縛り付けている気がする。


麗奈にだって、好きなやつぐらいいるはずだ。

俺が近くにいたら、そいつと話せなくなるもんな。


ごめん。ごめんな、麗奈。