甘酸っぱい恋
学園祭
★麗奈side★




そしてクリスマス当日。
当日だというのに、学校はアリ、文化祭の準備中。


明日、文化祭か。


もうすぐ、2年生も終わりだなぁ…。



「藤原さん」

「はい?」

「荷物、お願いできるかな?」

「うん。平気ですっ」


あたしに話しかけてきたのはテニス部の先輩。


えーっと、3年8組か。
ここからじゃ、結構遠いなぁ。



でも、がんばらなきゃね。

あたしは、別校舎の3階。

一番近い道でもかなりある。



しかもそこは、人がいないし、運が悪いと、鍵が開いてない。
入れないと、また戻ることになる。



< 31 / 33 >

この作品をシェア

pagetop