甘酸っぱい恋
振り返ると裕ちゃんがいた。


「裕ちゃんっ。帰っちゃったんだと思ったよ~」



あたしは裕ちゃんに笑いかけた。

走ってきたんだなぁ。

「ごめん、話が長引いちゃって」


「いいよ♪走ってきてくれただけでうれしいもん」


あたしは、そういった。

自分の気持ちが隠せなかった。
でも、いいんだ。
クリスマスに、告白するから。





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