突然の出会い
「やー!まだおにいちゃんとあそぶー」
「駄目よ、わがまま言わないの」
「………やぁー…」
少し強い口調で夏希さんに言われたせいで茜ちゃんはさっきより控えめな声で弱々しく抵抗した。
「茜ちゃん、今日はもう遅いから帰ったほうがいいよ?」
「……う~」
「また、会えるよ。ねっ?」
「……うん」
茜ちゃんは頷いてくれた。
「ありがとう、セツナくん。何から何まで」
「いいえ、本当に楽しかったですから」
「それでは、私は一旦お先に失礼します。行きましょうか、茜」
「ばいばい、おにいちゃん」
茜ちゃんは大きく手を振りながら夏希さんに連れられて帰って行った。
俺もそれに振りかえした。
こうして、俺と茜ちゃんの出会いは終わった。
それから結局茜ちゃんと会う機会はなく月日は流れた。
もう一度茜ちゃんに会ったのは偶然だった。
*****
「私とセツナ他にも会ったことあるの!?」
「うん、僕が大学4年の時だったかな、だからもしかしたら覚えてるかもしれないね」
「セツナが大学4年?私は中1の時…」
茜は考えている。
「話そうか?」
「うん」
「駄目よ、わがまま言わないの」
「………やぁー…」
少し強い口調で夏希さんに言われたせいで茜ちゃんはさっきより控えめな声で弱々しく抵抗した。
「茜ちゃん、今日はもう遅いから帰ったほうがいいよ?」
「……う~」
「また、会えるよ。ねっ?」
「……うん」
茜ちゃんは頷いてくれた。
「ありがとう、セツナくん。何から何まで」
「いいえ、本当に楽しかったですから」
「それでは、私は一旦お先に失礼します。行きましょうか、茜」
「ばいばい、おにいちゃん」
茜ちゃんは大きく手を振りながら夏希さんに連れられて帰って行った。
俺もそれに振りかえした。
こうして、俺と茜ちゃんの出会いは終わった。
それから結局茜ちゃんと会う機会はなく月日は流れた。
もう一度茜ちゃんに会ったのは偶然だった。
*****
「私とセツナ他にも会ったことあるの!?」
「うん、僕が大学4年の時だったかな、だからもしかしたら覚えてるかもしれないね」
「セツナが大学4年?私は中1の時…」
茜は考えている。
「話そうか?」
「うん」