グリンダムの王族
生まれた気持ち
その後、セシルはまたいつもの生活に戻っていた。
クリスがセシルの部屋に再び来ることは無かった。
そして顔を合わせることがないまま、幾日かが経過した。
セシルは特に気にすることもなく、日々過ごしていた。
そんなある日、また定期的に開かれる貴族の晩餐会に王子夫婦が招待されることになった。
「めんどくさい、、、」
セシルはため息混じりにぼやいた。
侍女がそんな王子妃の言葉に思わずクスッと笑う。
そんな笑い声に振り返ったセシルと目が合い、侍女は慌てて、「申し訳ありません」と謝った。
「謝ることないわよ」
セシルはふっと微笑んだ。
「コルセット緩めにしてくれる?
ご飯食べれなくなるから」
侍女はその言葉にまた微笑みを浮かべると、「かしこまりました」と応えた。
クリスがセシルの部屋に再び来ることは無かった。
そして顔を合わせることがないまま、幾日かが経過した。
セシルは特に気にすることもなく、日々過ごしていた。
そんなある日、また定期的に開かれる貴族の晩餐会に王子夫婦が招待されることになった。
「めんどくさい、、、」
セシルはため息混じりにぼやいた。
侍女がそんな王子妃の言葉に思わずクスッと笑う。
そんな笑い声に振り返ったセシルと目が合い、侍女は慌てて、「申し訳ありません」と謝った。
「謝ることないわよ」
セシルはふっと微笑んだ。
「コルセット緩めにしてくれる?
ご飯食べれなくなるから」
侍女はその言葉にまた微笑みを浮かべると、「かしこまりました」と応えた。