お姫様と王子様
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「なぁ美香。そろそろお互い、親に報告しないか?」
ある日、
俺達は“あの公園”でデートしていた。
そして、美香と並んで歩いてるときに俺は話しを切り出した。
「…は?」
美香はかなりビックリしてる様子…
ていうか、報告の意味が分かってないだけなのか……
「だ・か・ら!婚約者の話!!」
「婚約者って…あたし?」
美香は自分のことを指差した。
「ん?だって俺ら、結婚するだろ??」
あれ…俺、なんか変なこと言ったか?
「あたし、奏と結婚するの?」
はい?
俺はずっとそのつもりでいたけど────…