お姫様と王子様
『婚約相手探してる。』
それはちょっとなー・・
あーどうしよ。
そんなことを考えているうちに、亮太の兄貴の住んでいるアパートに着いた。
ピーンポーン
インターホンを押した。
すると中からドタバタと慌ただしい音がした。
ガチャッ
ドアから亮太の兄貴が顔を出した。
「おぉ~奏!久しぶりだな。亮太から聞いてるぜ。ささ、入った入った」
「晴樹さん、お久しぶりです。じゃ、おじゃましまーす」
亮太の兄貴の名前は晴樹(ハルキ)
俺とは違って、めっちゃ王子様な人。
俺の憧れの人でもある。