お姫様と王子様
「でさ、相談ってなんだよ?」
亮太はテーブルをはさんで俺の前に座った。
「相談?なんだ奏、悩みごとか??」
晴樹さんが三人分のコーヒーを持ってきた。
「ありがとうございます・・」
「お、兄貴。気が利けるじゃねーか」
「亮太じゃなくて、俺に相談した方がいいぜ?」
「んだよ兄貴!」
「・・・じゃあ二人に聞いてもらって良いですか?」
「奏~」
「あぁ、良いぜ」
そして俺は母親から言われたことをすべて話した。