お姫様と王子様





─────────
──────────────
──────────────────


「やっと授業終わったぁ~!じゃあ行くよ、美香」

五時間目の授業が終わって遥はすぐにあたしの元へ来た。


「掃除は?」

「今日は先生達のナントカで掃除はないじゃない」



「ナントカって何よ・・?」


「そんなことは気にしな~い!じゃ、行こう」

遥はあたしの腕を掴んだ。


「あ、ちょっと遥ぁ~!!!」



廊下にいる人達はみんなこちらを見ている。



まぁそうだよね。

普段はおとなしい人が友達と一緒になって廊下を走ってるんだもん。



大人しいキャラも大変ね。




< 52 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop