お姫様と王子様
校門を出て、遥が言った。
「美香の家ってさ・・・大きいよね?」
なに、そのアバウトさは。
「大きいかは分からないけど・・」
「茶色っぽい色の家?」
「うーんと、茶色とクリーム色が混ざったような色かな?」
「一丁目?」
「うん・・」
なんか、詳しすぎる気がする。。
「なんで知ってるの?」
「あたしの通学路にあるんだぁ」
「へぇ・・」
「驚かないの??」
「なんで驚かないといけないのよ。」