お姫様と王子様
「あたしも、神城くんのことは噂で・・神城くんこそ、頭良いんですよね?」
あっ、俺のこと知ってたんだぁ♪
良かった。
「じゃ、俺行くわ」
亮太はそう言って帰ってしまった。
「座ったら?」
「はい・・」
・・・・・・・
気まずい。
いつもなら、うっとうしいほど女子が質問してくるけど・・
「あのさ、七瀬さんって・・婚約相手の話、親から言われてる?」
単刀直入に言った。
「えっ・・・はい。神城くんは?」