お姫様と王子様
Chapter3.危険なお話-kikennaohanashi-
◇美香*side
そして月曜日。
「美香、おはよっ」
登校中に奏があたしの元に走ってきた。
「あれ?奏の家って違う方向じゃないっけ?」
土曜日のデートのとき、奏はあたしの家まで送ったあとに向かった方向、あたし見てたし。
「美香と一緒に、行きたいから・・」
奏の頬は少し赤く染まった。
奏ってこういうタイプの人なんだぁ?
やっぱ意外。
あたし達が一緒に歩いていると、また後ろから誰か来た。
「美香ちゃ~ん、奏~!」
「りょ、亮太!?何でお前ココに・・」
そう。亮太クンだった。
相変わらずカワイイ♪