4人4色。
「このあたりは大通りからちょいそれただけなのに田舎だよねー。
古めの家しかないし。」


わたしはスクバを朝と同じくリュックのように肩で持ちながらぐちぐちと語っていた。


「なんか寒いし寒いし寒いし―。
まーだ10月なのにねー、美羽。」


「ほんとに寒いねー。
あっそーだ!
みんなで今日うちおいでよぉ!
昨日がんばって一人でおコタだしたのっ!
そこでみんな囲んでお鍋しようお鍋!」


すると悟吏がばっと飛びついた。


「おお!やるやる!!
闇鍋しようぜや、み、な、べ!」


「やりたーい!
いっとくけど食べれるものいれてよね―。」


そういって悟吏とわいわいはしゃいでいると水也がダルそうにいった。


「それ、きょーせーさんかなわけ?」


「「もち!」」
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