4人4色。
「テスト前だから勉強したいんですけど」

軽くふてくされた態度でいった水也。


そういえば、もうすぐテストだったっけ。

抜き打ちテストもするっていってたし。


まぁわたしも美羽も悟吏も多分就職組だから気楽なもんだけど。

水也は大学にいってやりたい勉強があるから一応国立の四年制大学志望らしい。


まぁまずサボってばっかりだから推薦はとれないだろう。


悟吏が言うに
なんだかんだいっても水也は就職するに決まってる、
らしい。


正直、わたしは何年一緒にいても水也の考えてることだけはよくわからない。


「勉強なんて当日の休み時間に教科書広げればどうにかなるんだよ。
っつーことでスーパー寄って材料買うぞー!
まずは肉だな肉!」


そういって悟吏は一人走っていってしまった。


「あーあ、あの馬鹿さきいっちゃった。
わたし追い掛けるわ。」


そういってわたしは悟吏を追い掛けた。


美羽は後ろで水也にごめんね、と謝っていた。
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