4人4色。
「美羽!明日の悟吏のお弁当キャベツ炒めぎゅーぎゅーにつめるだけでいいからねっ
ていうか水也もぼーっとしてないで一袋持ってやろうという気にならないかなぁ?
あん??」


わたしがそういって水也に一袋おしつけると渋々持ってくれて下に置いていた美羽の持っていた袋も一袋持ってくれた。


「ありがと水也っ!」


「おう。
で?お前はなにも持たない気か。」


水也はそういって悟吏に袋をつきつけた。


「はぁいはい。
どうせこういうことだと思ってましたよーっと。
持ちますよ持てばいいんだろ。」


じゃんけんの意味ねーよ、
とかぼやきながらも悟吏は袋をもって結局わたしたちは一人一袋もった。


基本みんな平等。


これは暗黙のルールだ。

わたしたちのこの仲が続いてるのはこの暗黙のルールがあるからだとわたしは思う。
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