4人4色。
わたしのタンジョ-ビ。
誕生日はどんなにがんばっても、
たとえ天変地異が起こっても一年に一度しかやってこない特別な日。


わたしは誕生日に、ケーキに刺されたろうそくを吹き消すために生まれたといっても過言じゃない。


「いや、普通に大袈裟じゃね?
たかが誕生日だろ。」


「はあぁ!?
せっかきあたしが誕生日の素晴らしさについて語ってんのに水差さないでよね!」


「つまり誕生日は素晴らしいから盛大に祝えっていいたいんだろ?」


その通り。
明日はなんとなんと祝うべきあたしの誕生日!


今は悟吏達と一緒に帰ってる途中で誕生日の素晴らしさについて語っていた。


「もちろん!
あんたのときだって祝ってやったんだからちゃんと祝ってよね―。」


「大丈夫だよー!
わたしたちちゃんとこっそり相談して雅の誕生日パーティーの計画ばっちりだから♪
明日の夕方5時半にわたしの家きてね?」


美羽はそういってあたしの手をギュッと握った。
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