4人4色。
ていうか水也もプレゼント、用意してくれてんのかな?

チラッと水也のほうを見るといつものように眠そうに歩いていた。


「あ、おい水也。
お前とメールしたいって子いるんだけどメアド教えていいだろ?」


「は、誰?」


「俺の彼女の夕実の友達。」


「…ゆうみって誰?」


「だから!俺の彼女だっつってんだろ!」


眠気たっぷりな水也には何を言っても通じない。

だいたいあの無愛想な水也が知らない子とメールするはずないじゃん。

ていうか、
「悟吏ゆーみんと付き合ってたんだ?
ふーん、たしかにあんたの好きそうな感じだもんね。」


「お前夕実のこともしってんのかよ!?
まじで顔ひれーな。」


「だって一年のときゆーみんと委員会同じだったし。」


悟吏はふーんと感心したような声をあげた。



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