4人4色。
病院でずっとずっと寝ているパパ。
あたしが小さいときパパの仕事場のゴミ処理場が火事になり、体が弱かったパパは煙をすい、上から燃え崩れてきたなにかで頭を強く打撲したらしい。
それから一命はとりとめたものの意識は戻らず全身の火傷で今も体中包帯だらけ。
…あたしもあの火事の日、当時通っていた保育所に連絡が来て、ママと一緒になにがなにかよく分からないまま現場に向かった。
ちょうどパパが病院に搬送される瞬間であたしはパパの姿を見た。
記憶がうつろだけど、覚えているのはゴミの燃えた匂いやらなんやらの異臭と…
もはや、人の姿ではない、パパの姿。
それを思い出した瞬間、ひどい吐き気を感じた。
ダメだ、ママを心配させてしまう…。
「ママ…」
「なーに?」
「おやすみなさい…」
そういってガバッと布団をかぶった。
あたしが小さいときパパの仕事場のゴミ処理場が火事になり、体が弱かったパパは煙をすい、上から燃え崩れてきたなにかで頭を強く打撲したらしい。
それから一命はとりとめたものの意識は戻らず全身の火傷で今も体中包帯だらけ。
…あたしもあの火事の日、当時通っていた保育所に連絡が来て、ママと一緒になにがなにかよく分からないまま現場に向かった。
ちょうどパパが病院に搬送される瞬間であたしはパパの姿を見た。
記憶がうつろだけど、覚えているのはゴミの燃えた匂いやらなんやらの異臭と…
もはや、人の姿ではない、パパの姿。
それを思い出した瞬間、ひどい吐き気を感じた。
ダメだ、ママを心配させてしまう…。
「ママ…」
「なーに?」
「おやすみなさい…」
そういってガバッと布団をかぶった。