永遠の時間
「聖奈?」
朱夜は、名を呼んだ。
「いつ海行く?」
聖奈の突然の言葉に、朱夜は驚いた。
「えっ・・・」
「早く行きたいなぁ~って思って」
聖奈は言った。
「いつでもいいよ」
朱夜は、明るく言った。
「ほんと?」
「うん」
「明日は無理?」
聖奈は訊いた。
「明日?」
朱夜は、聞き返してしまった。
「やっぱりダメかな?」
「いいよ。行こう」
朱夜は了解した。
「うん。ありがと」
「じゃ、明日」
そうゆうと、朱夜は電話を切った。
なぜ、聖奈が突然、電話をしてきたのか、すごく気になった。

このときの、俺は聖奈のこと何も分かっていなかった。
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