永遠の時間
そんなある日。冴歌から電話があった。
「朱夜、最近聖奈に会った?」
冴歌は言った。
「なんで?」
朱夜は訊いた。
「うーん、最近、なんか聖奈、おかしいような気がして」
冴歌は悩んでいるようだった。
「気にしすぎじゃねぇーの」
朱夜は言った。冴歌には、言えなかった。
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