永遠の時間
二人で帰るのは初めてだった。
「二人で帰るの初めてだね」
聖奈が言った。
「そうだな」
朱夜は少し緊張していた。
「ねぇ」
「ん?」
「あそこの公園行かない?」
聖奈が、向こうの方に見える公園を指差した。
「いいよ」
そして、公園に向かった。
公園に着き、ブランコに乗った。
「朱夜くんさ、聞かないよね」
聖奈が、ブランコをこぎながら言った。
「えっ!?」
朱夜は何を言っているのか分からなかった。
「あたしの体のこと」 聖奈は、ブランコをこぐのを止めた。朱夜は、聖奈の顔が暗くなるのが分かった。
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