雑踏のエントロピー


待ち合わせのコーヒー店は初めて君と出逢った場所で、あの時の僕は窓の外ばかり見ている君に何故だか目を奪われた。


クルクルと掻き回すコーヒーカップには、何を溶かしていたいんだろう?って変な疑問を感じながら。


時々、あの時の君を思い出すよ。




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