これが俺の体験


「来た!」


ボクは身をのりだすと、おっちゃんに首根っこを掴まれた。


ボク……猫じゃないんだけど……。


「慌てるな。すぐ見えるから」


だったら降ろしてよ……。


こんなの恥ずかしいよ……。


じっとゲートを見ていると、誰かが出てきた。


間違いないよ。お兄ちゃんだ。


他にも数人いるが、あの人達は誰だろう?


自衛隊の人?


でも迷彩服じゃないよね……。


お兄ちゃんも普通だし……。




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