これが俺の体験
これが本当なら、ボクはどうすればいいんだ?
このまま、何もせずにただ時間を待って、泣くだけ?
──だから言っただろう……後悔する、と。
頭に響く声がムカつく。
こんな──こんなのボクが求めるものじゃない!
ボクは巻物をベッド下に叩きつけた。
「やだよ……」
あのお兄ちゃんと会えなくなるなんて。
声も姿もみんな無くなるなんて──!
──すべきこと、望む未来は繋がる。大切なのは激しい後悔を次に活かすことだ。
「なら──ボクはっ!」
たった1つにかける!
ボクは投げ捨てた巻物を手に、ベッドから抜け出した。
これを書いた本人に方法をきくために──。