ー親愛―




葬儀が終わり




シンは小さな壷におさまり 私の腕の中で眠る



そして私の身体の中で眠る




壷に入りきらなくなったシンの一部を私は食べれるだけ食べた



食べても食べても 食べきれないほどに遺ったシンを 綺麗な袋に入れて持ち帰った




…シン 貴方をあの海に還してあげるね…



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