ー親愛―
―心の隙間―




私の通っていた学校の近く




小さいけれど テラスのあるオシャレなカフェ



ポカポカと日向ぼっこには最適な天気



カランと高い音を奏でるグラス



ストローでグラスの薄くなったアイスコーヒーを混ぜながら 沙耶を待つ




沙耶に会うのは2ヶ月ぶり



少しワクワクする




“ごめん…八重”



片手を上げながら 私の前の席までやって来た




“元気にしてた?”


“八重こそ。”



“私は変わらず元気よ”




長くフワフワの髪

相変わらずの白い肌



“沙耶。綺麗になったね”



“ありがとう。八重やって、少し痩せたんと違うん?…やっぱり眼鏡ない方がカワイイわ”



“ありがとう”



それからふたりでお互いの仕事の愚痴や 学生時代の話しをして それから私の車に乗り込みドライブに行く



“沙耶。イイ所連れて行ってあげるよ”



“ええ~。八重がどこかに連れて行ってくれるなんて、珍しいな~”






私のお気に入りの場所に沙耶を連れて行く事にした



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