キンモクセイ
キンモクセイ

ボクとカノジョ

僕は生まれつき心臓に障害があって
いつかは手術をしないといけないらしい。


「いいお医者様がいらっしゃるの。」


母の、その一言で
僕はこの大きな病院へやってきた。




彼女と出会ったのは
僕が入院して2日目の午後だった。

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