ハントウメイ


少し回りが静かになり始めた。

授業でも始まるんだろうか。



それより、体が重い。

とゆうよりダルい。
さっきの奴らと関わったからなんじゃないの。

あぁ、違う。

体がダルい。



保健室……行こう。ベット借りよう。

そう思い数回昇った階段を降りようと振り返ると

ちょうど昇ってくる男子がいる。


あ……



「………」


彼だ。


蓮だ。


「………」




目が合う。

反らせない。


階段をゆっくり降りながらも彼とは目を合わせたまま。

また彼も階段を昇りながら私と目を合わせたまま。

お互いすれ違い、必然的に視線をそらす。


踊場で私は止まった、

すると階段を昇っていた彼の足音も止まった



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