ハントウメイ
バス停近くのコンビニでサンドイッチとお茶を買い、学校へ向かう。
蓮は、ちゃんと学校へ来ていてくれるだろうか。
私なんかとの約束を覚えているんだろうか。
学校へつくともう昼休みの時間で、中庭や廊下や教室は授業から開放された生徒達ですでに賑わっていた。
私にとっては気の重くなるような階段を上がり、約束の場所へ向かう。
………。
トクントクン。
心臓の音が鮮明に聞こえだす。
なんだろう
この胸の高鳴りは。
なにかを期待して
だけどどこか不安な気持ち。