だ い す き だ よ‥。
で あ い
‥ー05月
「璃乃ちゃん
めっちゃ
かわいくね!?」
朝から騒がしく
廊下から男子の声が
教室に響き渡る。
「相変わらず
璃乃は人気者だね~!」
私に声をかけてきたのは
高校で同じクラスになった
結衣だ。
「あ‥うん。」
「確かに璃乃は
めっちゃ可愛いし
仕方ないか!」
結衣はそういうと
笑みを浮かべながら
教室のドアを閉めた。
私は 星 璃乃。
今年4月から高校に
入学したばかりだ。
私の親は大手企業の社長
この辺ではかなりのお金持ち。
そのせいか、
私の周りに男子が集まり
いつも騒ぎ立てる。