姫と王子と愛する2人








「誰が可愛いって?」




「え……」




そこには目をパッチリと
あけた龍がいた






「姫希、寝込み襲うの好きなんだ?」




「ち、ちがっ…!」




「しかも裸で。」




「それは起きたばっかりでっ!」




「やーらし」







ニヤニヤと笑いながら
龍はこっちを見てくる






「か、からかわないでっ!」





あたしは近くにあった
バスタオルを手に取って体に巻きつけ
そのまま部屋を出て行った







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