姫と王子と愛する2人





***




「あ、これがいい。」


いくつか試着を繰り返した末、
龍の一言で決まった




龍が選んだのは、
淡い水色のふわふわとした膝丈のドレス




「…可愛い」



(けど、値段はかわいくないっ!!)




「よかった。…あ、これ着てくんで」



店員に言って、値札を切ってもらう




あたしの服を選んでいるうちに
自分のスーツも買ったようだった




「…かっこいいね」


「ん、さんきゅ」








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