姫と王子と愛する2人





「…もしかして、この間もそれで悩んでた?」

「…悪いかよ」

「ううん、逆に安心した。
龍モテるから、あたしのことなんか好きじゃなくなって、誰か違う人のところへいっちゃうんじゃないか…って、いっつも思ってた」



あたしはうつむいていた顔を上げて、
龍の目をしっかり見る。

「でも安心した。龍も不安になることがあるんだなあ…ってわかったの…
龍の言葉…凄く嬉しかったよ」



話終わると龍は少し目を赤くしていた。


「ごめんな、勝手に悩んで勝手な行動とって…」

「ううん、あたしもちゃんと話せば良かったって思ってる…」



そして、龍とずっと一緒に
いたいとも思ってるよ…





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