姫と王子と愛する2人





力強く答えたあたし達を見て、
牧師さんは優しく微笑んだ。





「これより、この2人は夫婦であることを
神の前で誓われました。



よって、指輪の交換と誓いのキスを。」






その言葉であたし達は向き合った。






「姫…左手」




ゆっくりとあたしの手をとると
そっと指輪をはめさせてくれた。




あたしも同じように龍の手に
指輪をはめていく。






指輪の交換が終わると、
龍は優しくあたしのベールを上げた。






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