姫と王子と愛する2人





テラスから見た景色は、
なんにも変わっていなくて
ただみんなちょっと年をとっただけ。



祐と陽と陸也で喧嘩して
そこに龍が止めに入って


それを見てあたしはただ呆れてて

そんなのはお構いなしに
仁と美鈴はラブラブしてて…







きっと年をとっても
この関係は変わらないんだろうなって思った










ちらっと龍の横顔を盗み見ると
あたしの視線に気づいて


そっと手を握ってくれた。







耳元でそっと







「一生、逃がさないから」






そんな言葉を言うから、










「上等だ。」








なんて言葉を言い返してやるんだ。













*end*








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