姫と王子と愛する2人
龍さいど







「龍!恥ずかしい!!」




「さっきのキスのほうが恥ずかしいと思うけど?」




「それは……」





「指輪。サイズあってて良かった。」




「ほんとにありがとう。ていうか誕生石、知ってたの?」




「美鈴たちに聞いた。」




「ああ。そっか。」







それから本当にありがとう。と、少し照れながら優しく笑う姫希に不覚にもドキッとしてしまう。






(絶対その顔、他の男には見せんな…)




自分がこんなにも束縛が強いなんて今まで知らなかった。




むしろ嫌いだと思っていた。












< 42 / 137 >

この作品をシェア

pagetop