you&me*
一言も話さないまま
ただただ時間だけが
過ぎていったー・・


「直人っ・・あの・・
なんかごめんね?
今日はもう帰ろ?ねっ」

沈黙に耐え切れず
話しを切り出した
のは私の方だった。


「心菜・・さっきの事・・」

「ううん。大丈夫。
気にしてないからっ・・
ほんと。」


なんて、本当はすごく
気にしてる。
引かれたのかな?
嫌われたのかな?
って・・さっきから
頭の中でそればかり。


でも聞きたくない。
自分が惨めに
なるのが怖かったー・・
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