you&me*
「心菜ついたで」

ついたのは公園だった。

公園なんていつぶり
だろう。
なんだかワクワクした。

「直人、アスレチックあるよ〜」

私は緊張をほぐす為も
あってか、やけに
はしゃいでいた。

「心菜、こっちきて!」

呼ばれて行ってみると
アスレチックの中に座って
直人が空を指さしていた。

見上げると空いっぱいの
星空だったー・・


「うわぁ〜・・キレー」

空を見上げていた
二人の手は自然と
重なり合っていた。

「この星は心菜への
俺の気持ち!」


・・・・・・・・・・。


「ははっ・・なんちゃって」

「直人・・・」

「ん?」


好きっー・・

気がつけば私は直人に抱き着いてしまっていた。
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