Melt Down
「あおおにセンパイー!こんちわー!」
伊星センパイが部屋の扉をあける。
「おっ!伊星!来た!」
あおおにセンパイが立ち上がってこっちに来た。
「何人?」
「えーっと・・・「8人です。」
伊星センパイが答える前に五月女センパイが答えた。
部屋を見ると、あおおにセンパイのほかに、同じクラスの、初音 光(はつね ひかる)セン
パイと彰のお姉さんの樹神涼センパイ。それと、樹神センパイと仲がいい真十字 信司(まじゅ
うじ しんじ)センパイとその彼女の豊川 千里(とよかわ ちさと)センパイ。
そして、抱センパイがいた・・・。
目が合うと、抱先輩は軽く手をあげてくれた。
私は会釈しかできなかった。
ちょっと自己嫌悪。
「たっき!なんでここにいるんだ?!」
あおおにセンパイがたつきに気がついて、駆け寄って抱きしめる。
抱きしめられてるたつきは顔が真っ赤。
「・・・・はなして・・くだ・・さい。」
恥ずかしそうにたつきがつぶやく。