Melt Down




しばらくして、たつきを離すと、あおおにセンパイはたつきに聞いた。



「で?なんでここにいるの?」


「西藤さんたちと一緒にマックにいて、オレ達と偶然会ったんですよ。」


横から間センパイが答えた。



「あれ?彰もいるの?」


樹神センパイが彰に気がついた。


「姉さん。」

彰がつぶやくと樹神センパイが両手を広げて「おいでー」と彰に呼びかけた。


彰は凄く不機嫌だった・・。


「姉さんのばーか。」


そういうと彰はあおおにセンパイの近くにいたたつきを引っ張って抱きついた。


「ちょっと、姉さん真面目に傷ついた・・・。」




樹神センパイがちょっとしょぼーんとした。




「まあ、入りなよ。」


にこやかに笑う真十字センパイ。



「じゃ、おじゃましまーす。」


間センパイと伊星センパイがなかに入り、みんなも入った。





相変わらず、彰は不機嫌で、たつきに引っ付いていた。



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