Melt Down
「西藤さんは、誰かと一緒に来てるんですか?」
西藤さんに、間センパイが話しかけてきた。
正直に言うとこのセンパイ凄く苦手。
「ミキちゃんと彰ちゃんとたつきちゃんと。」
後ろを覗く間センパイ。
「お、平野じゃん。」
「どうも」
短く返す。あんまり話しかけてこないでほしい。
「ミキー、たっだいまー。」
彰とたつきが注文を終えて帰ってきた。
「・・・ご飯前なのにそんなに食べるの?彰・・・。」
彰の買ってきた量を見てあきれた・・・。たぶん7個。
よくそんなに食べるなぁー。あんなにほっそいのに。
「よく食べるね~。彰ちゃん・・・。」
「お腹空いてるんで。」
西藤さんもあきれてた。
「西藤さんお財布お返しします。」
彰が買ってきたのを置いて、西藤さんに渡す。
そのとき、彰は後ろにいた五月女センパイを指差した。
「・・あ。」