先生にキス〈4〉
「お待たせしました…。」

部屋に戻ってきた私は、先生の隣にちょこんと座った。


「美味しそう…!」


「そ…そうか?ちょっと卵焼きが焦げてるんだよな…。」


卵焼きを見てちょっと落ち込んでいる先生の頬に、私はキスをした。


「えっ…!?幸歩!?」


先生は、突然のことでビックリしている。


「先生、昨日言ってたじゃないですか…。食事の前にキス…って。だから…してみました。」


や…やっぱり自分からキスするのは、恥ずかしいよ…。



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