先生にキス〈4〉
「今日は俺が幸歩の家に泊まりに行こうかな。」
えっ!?
ニヤリと笑いながら、低い声で囁くように話す先生に私は固まってしまった。
先生……、何気に大胆なこと言ってるよね…!?
「えっと…明日は学校ですから、それはちょっと…」
「分かってるよ。そんなにアタフタするなって。」
「だって、先生が急に泊まるって言うから……。」
俯こうとする私の顎を先生は上に向かせると、微笑んでから唇を重ねた。