先生にキス〈4〉
そんなことを考えながら、学校に登校し、教室に入って行くと…


「幸歩っ!おはよ!早く早く!!」


笑顔で私を呼ぶ梗子を不思議に思いながら、席に向かう。


「おはよう…。どうしたの?朝からやけにテンションが高くない?」


席に座って冷静に聞くと、梗子は耳元に顔を近付けた。



「朗報だよ!あのね、幸歩と先生の噂…、あれ見間違いだったんだって!だから結局、噂は嘘だってことになってるみたいだよ。」


梗子の言葉に、大きな声で反応するよりも先に、これが夢なんじゃないかって思ってしまった。



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