先生にキス〈4〉
あ、そうだ…!

先生の部屋に人の気配がすること…
この際、聞いてみようかな…?


もし、心当たりがなければ、それこそ警察に通報しなきゃいけなくなるかもしれないし…。


「あの…先生…」

「あーーっ!!幸歩!次、移動教室だよ!早く行かなきゃ始まっちゃう!」


「へ!?ちょっと、梗子っ!?」


私は梗子に半ば強引に腕を掴まれて、バタバタと教室を飛び出した。


もう…!


梗子が先生の所に連れ出したくせに、私が聞きたかったことを先生から聞き出す前に強制終了させられちゃったよ…。


授業だから仕方ないか。
また、時間があったら聞けばいいよね。



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