先生にキス〈4〉

「お!やっと来たな!」


ビクッ……


先生がピアノを弾く手を止めて、私の方に駆け寄ってきた。



なんで気付いたんだろう…?


気配は消してたはずなんだけど…。


「鍵閉めた?」


先生は準備室の扉を指差す。


「えっ?あ……いいえ…。」


私が言ってる間に先生は、素早く準備室の鍵を閉めてしまった。



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