先生にキス〈4〉
「なかなか二人で出掛けられなかったんだけど、今日はスケジュールが合ったから、どっか行こうかって話になったの。で、お兄ちゃんに一度会いたいって遥斗が言うから来ちゃった!」


へえ…、そうだったんだ。


じゃあ、偶然泊まりに来てた私は、かなりラッキーだったってことだよね。


こんなに近くで見れるなんて、ファンでも滅多にないんだから…。



「とりあえず、上がっていけよ。立ち話じゃ疲れるし…。」


あれ?


先生、ちょっと言い方がムスッとしてない…?



やっぱり美人な妹さんが彼氏を連れて来るってのは、複雑な気持ちなのかなあ…?



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